青きドナウはウッソォ〜だった 

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zoom RSS 153 ドレスデンの歌う青年達

<<   作成日時 : 2016/12/17 05:57   >>

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      エヒョー・アンサンブルコンサート

人から後押しされないと動かない古だぬきの背中が、ベルリンで知り合った合唱団ファンの友人によってまたドンと押されました。
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今回はね、ドレスデン聖十字架合唱団の団員だった6人の青年達から編成されているアンサンブルのコンサートに行って来たんです。
http://www.echo-ensemble.de/
 此処を開くとカッコイイ青年紳士達が〜

この人たちの中にはまだ現役のクロイツィアーナ(団員)がいて、ドイツ国内のクリスマスコンサートの演奏旅行を終えたばかりでした。
クロイツファンの友人の話では、演奏旅行中に変なウィルスが流行って40人ほど(ほとんど全部じゃんか具合を悪くしたらしく、中の一人は来れなかったので、他の元団員が急きょ代役を務めてくれたそうですが、さすがクロイツのお兄ちゃんだけあって飛び込みでもハーモニーが素晴らしく合っていました。
ファンの方には見分けがつく様に、去年の日本公演にも参加している青年達がいますよね。
それにしても寄宿生活で何でも一緒に分け合っていると言っても、みんなで仲良く風邪まで一緒に共有しちゃうのよね。

ウィルスに負けなかった青年達の歌声は、力強くて優しくて、ほっと安心して聞ける雰囲気でしょう。
と言っても私のカメラじゃ本当の雰囲気は出せんわ。

この演奏会が行われたのは有名なベルリンフィルコンサートホール。
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知らなかったけれど東京のサントリーホールは(行ったことないカラヤンの指示を受けて、このベルリンフィルの大ホールに似せて建築されたんですってね。

オーケストラを受け持ってくれたのは、若いベルリン青少年交響楽団で、現役のベルリンフィルの古い何人かの団員も混じって共演しています。
画像それにベルリンフィルの第一バイオリンを受け持つ町田琴和さんの独奏でメンデルスゾーンの曲を聞いていた時はホンワカと夢見心地でしたよ〜
やっぱり一流オーケストラの生って言うのは新鮮で幾らでも喰えるわい。

そのほかにも主催者のゴルフクラブ(みんな年寄りの金持ち)の合唱団がマダムバタフライのハミングコーラスを歌ってくれて、それが実にアマチュアらしくて本当に微笑ましかった。
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この方たちの出番になるまでの微動だにしない座り方は、昔のウィーン少年合唱団を想わせて、そりゃぁ、感動だったわ。
そういえばこの方達はその時代のティーンだったのよね。

私はマダムバタフライのオペラが大好きなんです。
いつも最後には泣くくせにテレビの放映があると必ず見てしまう。
先日はイタリアのスカラ座で、オペラ祭が始まって、そのプレミア公演の蝶々夫人がライヴで放映されたのを観ていたんですよ。
15歳のあどけない少女を騙して弄んでいたピンカートンには腹が立つ。
きゃつが蝶々さんの死に面して、悲痛な声でバタフライと泣き叫ぶ画面はいつもざまぁ見ろと思う。
一生良心に咎められて心を痛めてろ〜、とオペラの中での出来事なのに、あの男にいきり立ってしまう。
バッカじゃなかろか。
ウフフ、この映像を見ると外国人がどんな風に昔の日本女性を想像していたか分かりそうな気がしない?
1971年にヨーロッパに旅行した時も、芸者って呼ばれることがあったわ。
日本女性を分かっていない人がいっぱいいたのよね。
ま、今はメディアのお陰で日本女性を芸者と言う人はいなくなった。

この写真は聖ニコラウスが出て来てお菓子を配っているところ。
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そう、この日は聖ニコラウスの日でした。
アメリカのサンタクロースの兄弟みたいなもので、12月6日にやって来て
長靴にプレゼントを入れておいてくれる白髪のおじいさんです。
ドイツに住んでいた方がこんな説明を書いてくれています。
http://ameblo.jp/himeiruka303/entry-11719359406.html
私がいい加減に説明するよりよっぽど楽しくて役に立つ記事ですよ。
(よく人の記事を引用してすみませんね〜)

演奏会の後は楽器を抱えた青少年たちが彼等の家族と音楽家専用の玄関に沢山たむろしていました。
その中に混じって友人のお友達が二人、私達を待っていてくれました。
ヤン君とヤニス君は自分達のファンである友人としっかりとハグ〜
おい、もういいよ。 離れろったら 
と、友人を引っ剥がして崖から突き落とした後にこの二人をパチリ。
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こうしてみるとまぁ、この子達、屈託のない笑い顔で、本当になんてまだ若いんでしょう。
あ〜、もう時代の隔たりが身に染みる〜。

友人に紹介された時に、ヤニス君が左手を出したので、その手をパチンと打って「右でしょ〜。」と文句を言うと、コートや楽譜でいっぱいになった右腕を示しました。
「ほら、こっちはこんなに塞がっているでしょう。
 それに握手は左手の方が心が籠っているんです。」
「何を言うか。握手は昔から右手でやるべきなのよ。」

丁度その時、コンサートでコーラスを担当していた女性がやって来て、さっと左手を出すと「ごめんなさいね。右手がふさがっていて」と言いながらヤン君と握手をしたのです。
するとヤニス君は「ほうらね。この方も左手でしょ。」とけっこう面白そうにしながら説明してくれました。
「右手よりも、左手のほうが心臓に近いでしょ。
 だから心のこもった握手は心に近い所の方が良いんです。」
何だか理屈が通ってるような気がして、今回は負けることにした。

その女性は「これからみんなでアレキサンダープラッツにあるレムケに同かうんだけれど?」とこの二人の青年達に同行を聞いて来ました。
レムケはベルリン市電の陸橋の下にある人気のあるビアガ―デンです。
電車が通るたびに大きな音がして私の好みじゃないけれど、旅行客にはとても人気のある場所で、行くと大抵は日本人客に会いますよ。

「有難うございます。
 でも僕たちはベルリンフィルのクリスマス会に招待されていて、
 もう他のみんなはそこに行っているんですよ。」

え? ベルリンフィルのクリスマスパーティー? 
あぁ、そうだったんだ。
この会場に来る前に小ホールの前を通ったけれど、コックたちが右往左往していて、中にはクリスマスの豪華な宴会の用意がしてあったわ。
すごい、この青年達はあのパーティーに招待されてたんだ。

「僕達は演奏会の休憩時間にあの宴会場で一曲ご披露したんだよ。」

そうするとこの演奏会と同じころ、ベルリンフィルの奏者たちはパーティー会場に集まって来ていたって事なんだ。
あの宴会はきっと夜中まで続くのでしょうね。

この二人は偉大なマウワ―スベルガー指揮者の名前を知っていました。
調子に乗って彼から紹介してもらった二人目のペンフレンド(記事26)の話をしましたが、ダライラマを友人に持つ著名な宗教学者になっている彼の事は少しも知りませんでした。
そりゃ当たり前、彼らにとっては太古の出来事なんですよね。

フン、このブログは本当にオールドだけのものですからね〜だ


おしゃべりは楽しいけれど、ヤニス君はコートも着ないで寒い表に立っていたので、風邪をひくのではないかと心配になって来ました。

そこで友人が今夜はベルリンに泊まるのか聞くと、宴会の後は直接ドレスデンに帰ると言う事です。
小ホールのパーティーも盛り上がっているだろうし、友人は明日の朝早く出張が待っています。
そろそろお別れの時間が近づく頃、聞きたかった事に触れました。

「ね、寄宿舎では食事の前に今でもみんなで歌っているの?」

1971年のあの時はどうもすっかりあがってしまっていて、もう記憶があいまいになっていたのです。

「食事の前に歌うのは僕たちの伝統的なしきたりになっています。」

嬉しいな、やっぱりあのしきたりは今でも守られていたんだわ。

「1971年にクロイツ学校を訪ねた時の食事は詰め物のある赤いピーマンだったけれどね。」
「あぁ、今でも出てきますよ。」
「フム、あの時はまずくてね、無理して呑み込んでたの。
 クロイツの男の子が親切にもっと勧めてくれて困ったわ。」

その言葉にヤニス君は実に可笑しそうに笑います。
あらら、ひょっとしたらその料理は未だに不味いのかしらん。



友人がこの記事の為に2枚の写真をくれました。
これは2010年に日本での演奏旅行をした時のもの。
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高輪プリンスホテルのドレスデン聖十字架合唱団
背の一番高いのが今の眼鏡を掛けているヤン君。
彼は楽譜のアレンジも担当しています。

そしてこれはヤン君がいる2011年当時のクロイツ学校での写真。
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ヤニス君にも写真をくれるように突いていますが、OKが出ているものの、何せあの年ごろの若者はねぇ〜。

ついでに今年の26周年ドイツ統一記念日にドレスデン聖十字架合唱団が歌ったドイツ国家の動画を載せておきます。
病欠でこの記事のアンサンブルに参加できなかったヤコブ君が此処では元気に歌っていました。

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
私の1年の行動が全部書かれていたら・・・
ヒェ‐ッ!鞭でぶたれて、連れ去れてしまう!!
と慌ててしまいましたが、よく考えたら精神年齢はさておき。
一般的にはもう、子供を何年(何十年?)も前に卒業していましたっけ(ポリポリ)
プレゼントはもらえなくても、ぶたれないだけよかったです♪
YUKARI
2016/12/24 12:29
YUKARIさん
あ、入れたリンクを開けてニコラウスのしきたりを読んでくれたのね。
あれは日本で言うなまはげの様なものだと思わない?
今日はクリスマス。
うちでは七面鳥の足を喰らうのじゃ。
ponko310
2016/12/24 14:57
ponkoさんは七面鳥に食らいつき、私はフライドチキンをたんと売りさばいてきました!
ponkoさんの記事を読んでから家を出たので、声を限りに頑張って目標数を越えられました♪
ありがとうございます☆
そして、ponkoさんがルカさんに贈られた幸運の絵ハガキ☆
明日も朝から仕事ですが、この絵ハガキを見てから出かけようと思います!
幸せになれるでしょうか?
YUKARI
2016/12/25 00:02
YUKARIさん
わ、七面鳥の足より、フライドチキンの方が美味しそうじゃ〜。
売り上げ成功、おめでとう。
喉がガラガラ蛇に占領されていない?

幸運の絵葉書を見て何かいいことがありそうな気がしたら、YUKARIさんはもう幸せ気分になってるって事だね。
体が自由に動かせて、大声で元気に鶏のから揚げを売ることが出来るって、考えようによっては凄く幸せなんじゃないの?
此処の記事ではないけれど、身近なベルリンでテロがあってから生きている事の有り難さを考えました。
YUKARIさん、健康でいてね。

ponko310
2016/12/25 02:47
本当に至福のひと時でした。昔からEchoのメンバーを知っているだけにこうやって引き続き活躍してくれてしかも今回フィルハーモニーで演奏できたことは彼らにとっても名誉なことだったようだし私にとっても誇りに思います。彼らの優しく美しい歌声が会場に響き渡った時にひしひしと感じました。
そしてベルリンフィルのバイオリン奏者、町田琴和さんの演奏は素晴らしかったです。プロはプロでも本物の演奏はあんなに体の芯まで満たされるもんなんだと感じましたよ。またベルリンフィルの音響効果は最高と聞きますが本当に!またフィルハーモニーでの演奏会に行きたくなりました。
Ponkoさん載せていただいてありがとうございました。Echoを少しでも多くの方に知っていただけたらと思います。
nene
2016/12/25 23:41
neneさん
エコーかな、それともドイツ語でエヒョーかな。
何しろものすごく素敵なコンサートでしたよね。
日本公演に参加した元団員達は、日本でのアンサンブルのコンサートを心から願っているのね。
会えなかったヤコブ君とも何時かお話がしてみたいです。
またコンサートに誘ってくださいな。
来年もよろしくね。
ponko310
2016/12/26 19:49
エヒョーです。でも日本人にはエコーのほうが言いやすいですね。次のコンサートはヤコブも歌うといいです。そして正式メンバー全員が揃うといいな。
nene
2016/12/26 21:31
neneさん
正式の呼び方を教えてくれてありがとう。
ブログ記事もエヒョーに直しますね。
ponko310
2016/12/26 23:27
話題にあがっているヤコブ君は、リンク先の画像で真ん中にいる一番少年ぽい方ですか? 2012年にはソプラノでしたね。去年はスーツ姿で大人っぽくなったなあと思いました。
来年またクロイツコアの来日が決まっていますよね。エヒョーの皆さんはもう団員としては日本に来ないのですか?
maa
2016/12/30 19:31
maaさん
ヤコブ君は高輪プリンスホテルでの写真で黄色い縞々の服を着ている元気そうな少年。
そしてリンク先の画像ではすっかり成長して上の壇の男声コーラスの真ん中に写ってますよ。
彼もエヒョーのメンバーですが、まだクロイツの団員です。
でも来年の日本公演には参加しないって、友人が教えてくれました。
エヒョーの殆どがクロイツを卒業しているので団員ではなくなっているの。
でも、かれらがこのメンバーでまた日本で歌いたいという希望はそりゃぁ、ものすごく大きいのよ。
誰か後援してくれないかなぁ。
ponko310
2016/12/30 20:19
コメントがあったのですね。
今のエヒョーのメンバーは今年の冬、誰もクロイツコアとして来日しません。ヤコブの他にもう一人現役がいるけど彼も今年の夏卒業です。
本当にいつかエヒョーの来日演奏会が実現することを願います!
nene
2017/01/12 06:57
neneさん
詳しい情報をありがとう。
今エヒョーは卒業したての若いメンバーでまだ出来立ての湯気が立っているって事ね。
でも中身は洗練されて声も若々しいし、エネルギーに溢れているし、最高のお勧めアンサンブルですよ〜。
ponko310
2017/01/12 17:46

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