191 初夏ですからね

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ドイツは雨期が無い代わりに、この時期になると急にとんでもなく暑くなったり、急にまた気温が下がったりしています。
もうすぐホワイトアスパラの時期も終わりになって、今度はイチゴが出回り、その次はサクランボになります。
我が家の庭には小さなバラが一本だけ鉢植えになっていて、ようやくたった一つの花を咲かせています。

ところでこの記事はのんびりと構えていたのですが、ブロ友さんの前の記事のコメントで急きょの公開をします。
と言うのも、私の大好きな「青きドナウ」の映画の事だから。
みんなが今、YouTubeで見ているのは英語版ですね。
でも、1963年に日本で公開されたのは日本語吹き替えでした。
そのぺーターの吹き替えが年長の少年の声で、思春期だった少女にはとても魅力的な響きだったんですよね。
それを期待してドイツで「青きドナウ」の放送を見たら、ドイツ語のペーターの声が期待外れでした。
これは病院で子供達のお見舞いに郵便配達を歌う場面ですが、此処では見れませんからクリックしてYouTubeに写って下さい。

この隊は1961年に来日していますが、衣装を着てトランペットを吹いている少年は記事8の木下さんのペンフレンドのヨハン・ピヒラー君です。
2019年9月:ディーズニーの映画会社が放映権を振りかざして、すべての「青きドナウ」の映像をYouTubeから消してしまいました。
仕方ないので画像だけでも貼っておきます。images.jpg彼は素晴らしいソプラノソリストでしたが、64年に来日したルードヴィッヒ・ピヒラー君とは名字は同じでも関係ありません。
大学を卒業してからタウチュニヒさんにフェクトとして合唱団に戻って来てくれないかと頼まれたのに、自分の進みたい音楽の道を選んだ方です。

そして次は感動の教会でのミサの場面です。

残念ながらドイツ語版はこの二つしか見つかっていません。
団長役のハンス・ホルトの横に座っているのは1958年から66年までいた本物の指揮者のフルトモーザーさん。
私はこの方の指揮したレコードを1枚も持っていません。
この指揮者のクラスには67年来日組の何人かがいました---と言う事はタイマー先生がこのクラスを引き継いだのですね。

ところで、何だか先日、東京の渋谷でウィーン少年合唱団の1959年来日組が出演した古い映画の「いつか来た道」を上映していたとブロ友さんの記事で知りました。
http://pommier.cocolog-nifty.com/pointvirgule/2019/06/post-d0ca8a.html

そして2015年のコメントで止まっているブログのリンクを許しも得ずに載せます。
http://blog.livedoor.jp/taketake0402/archives/2011-04-14.html
この映画を撮った場面に実際にいた方のお話しです。
そこには72年に担任の先生として来日したブルックナーコアのハネスが10歳の団員として加わっていました。
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顔が良く写っていないので、映画の中ではどの子かわかりません。
そして撮影中に主演の山本富士子さんに惹かれ、のちにオーストリアの副首相になった、現在政治家のノルベルト・シュテーガーさんもアルトの二列目の左端にいます。
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このマイヤー隊の美しい歌声は記事189の最後にも載せましたが、これはその記事のギュンニー君がまだ隊にいた頃の歌声です。
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映画の中でも同じように美しい響きの合唱でしたが、実はこの高い歌声に建物が崩壊してしまうという事件があったのですってよ。
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この映画に出演したマイヤー隊の7か月にわたる演奏旅行は3月の初めにドイツから始まり、フランスからデンマークに行き、そこから北極回りで日本、香港、そして最後はオーストラリアだったそうです。
その最後のオーストラリアでその事件が起こりました。
ニューサウスウェールズ州の都市バザースタのシビックシアターでウィーン少年合唱団のコンサートがありましたが、歌っている最中に壁の一部が舞台にパラパラと崩れて来たそうです。
その曲を歌い終えるやいなやコンサート中止の合図がありました。
そして建物崩壊の危険の為、600人の観客の集まるプログラムはそこで終了してしまいました。
ソプラノ歌手が高音でグラスを割る場面は見たことがありますが、少年のソプラノが壁の崩壊を誘発したとは初めてです。
うっとりするようなあの美しいボーイソプラノは恐怖なのじゃ。

ギュンニー君は国立オペラ劇場で、ノルベルト・シュテーガーさんと、のちにウィーン少年合唱団の団長になったフランツ・シュロッサーさんとモーツアルトの魔笛の3人の童子も演じました。
なぜこの3人の出演がわかったかと言うと、普通はオペラ劇場のプログラムには団員の名前が載らないで、ウィーン少年合唱団としか出ないのですが、印刷の時に知り合いが名前を載せてしまったのですって。
もちろん合唱団の財団側は文句たらたらだったみたいです。
program.JPGこれは1958年のマイヤー隊のレコードの宣伝ですって。
前列の右端にいる顔が半分しか写っていないのがアルトソリストのティル・ポラ君。
二列目の真ん中にいる金髪の少年がソプラノソリストのフランツ・シュロッサー君。
一番後ろの左にいつか来た道のヴォルフガング・シュタットマン君がいますね。


さて、ここらへんで本格的な夏になる前に私の街に戻ることにします。
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私の街にはミツバチ研究所があって、駅を降りるとすぐにこの踊る二匹がみんなを歓迎してくれています。
きゃぁ~……でも、夜はこわ~い。
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この記事へのコメント

maa
2019年06月06日 08:55
ponkoさま
ありがとうございました。フルトモーザー先生が好きすぎて、ときたま見ている英語版ドナウ。
私は日本公開されたときのドナウを映画館で見ていません。英語圏とドイツ語圏の俳優が出演しているので、音声がどうだったのか気になっていました。
ドイツ語版の動画もあるんですね。ピピラー君はルートビッヒ君のお兄さん? なんか兄弟でないかたも、いたような?
いつか来た道は感動しました。ノルベルトさんは、副首相時代に来日し、山本富士子さんと再会されたそうです。どの団員かはっきりとはわからず、オペレッタでアルトだった背の高い少年らしいとしか、乗法がありませんでした。それもわかり嬉しいです。
maa
2019年06月06日 18:45
連投で失礼します。誤字がありました。
乗法 → 情報 が正解です。

ところで肝心なことを書き忘れました。
私はドイツ語版が良いと思います。確かに歌う声との違いはありますね。幼な過ぎるかもしれない。でもあのセーラー服から英語が聞こえてくると、今のブルコアみたいで(笑)やはりクラシックWSKはドイツ語で話してほしい。
ponko310
2019年06月06日 20:26
maaさん
青きドナウのピヒラー君は64年来日組のピヒラー君とは関係ないそうですよ。
私はどういうわけか英語が嫌いなので、この映画をドイツ語で見れたのが嬉しいでした。
英語版でもオペレッタはドイツ語ですね。
ホッとします。
Yuichann
2019年06月06日 21:55
Ponko さn
此れと同じ様な写真を「いつか来た道」の映画の場面で見ました。ハネスさんのお顔が良くわかりませんが?可愛い素敵な少年だったようですね?副首相になられたノルベルト・シュテーガー氏どの少年か分かりました。有難う御座います!今は如何されているのでしょう?
「青きドナウ」は英語版のVTRを持っています。ドイツ語もよいですね。
ponko310
2019年06月06日 22:05
Yuichannさん
シュテーガー氏は今でも政治家のままです。
私はまた日本語版の「青きドナウ」を見たいです。
何しろそれでファンになったのですから。
今見ても感激はありませんから、やはり思春期の年代に受ける影響はすごかったのだと思います。
Yuichann
2019年06月07日 22:16
Ponko さん
シュテーガーさん、今も政治家なのですか。お元気で何よりです!もしかしたらニューイヤーコンサートホールで聴かれているかしら?ウイーン少年合唱団のバルにも行かれていたかしらね?
ponko310
2019年06月08日 00:49
Yuichannさん
そうですね。
可能性は充分あるでしょうね。
来年のニューイヤーコンサートではこの顔を見つけるために客席を観察するのが楽しみになるかも。
Joku
2019年06月08日 01:20
Ponkoさん
ご無沙汰しています。なぜか忙しくなってコメントまでたどり着けませんでした。
が、今回のドイツ語版のリンクありがとうございます。ドイツ語版で全編見てみたくなりちょっと調ましたが、DVDとかにはなっていないみたいですね。
ponko310
2019年06月08日 17:52
Jokuさん
ご機嫌よろしく。
私も何かと雑用に時間を取られて記事を書く心の余裕がありませんからお気になさらずに。
でもまたJokuさんの名前が現れて嬉しく思います。
残念ながらこの番組はあまりドイツでは人気が無かったようです。
でも何かドイツ語で見たい一部の場面があるのならアップしましょうか?
テレビからカメラに写すので質は良くないと思いますが。
ek
2019年06月10日 22:44
Ponko様
素敵な機会を与えて下さってありがとうございます。maa様のおっしゃる通り ウィーンの制服を着ている少年達がドイツ語で話されているって、やっぱり自然ですんなりと聞こえてきます。その声がたとえ吹き替えであったとしても。
このお部屋に感化されて今日は映りは良くない我が家のビデオで「青きドナウ」と「いつか来た道」を鑑賞しました。残念ながら(これを言っては映画に失礼)青きドナウは英語版ですが。まだ清純な乙女(本当?)だった自分にかえりました。
ドイツ語版の青きドナウの全編を見てみたい。
Joku
2019年06月10日 23:41
Ponkoさん
お心遣いありがとうございます。
ここまで来たので、パソコンに詳しい親切な方が全編アップしてくださるのを気長に待ちます。
先日、日本の知り合いが旅行でいらっしゃったので、75,78年の録音からフランツ君メインの日本復刻CDを持ってきていただきました。懐かしの録音。この1枚で当分楽しめます。
ponko310
2019年06月11日 00:08
ekさん
私は青きドナウの日本語版が見たいですね。
ドイツ語の吹き替え版なら持っているのですが、PCで再生できない設定になっているらしく、DVDのレコーダーでしか見れませんから、とてもYouTubeにアップできません。
友人が今、日本にいるブルックナーコアの街頭での動画を見せてくれましたが、その好ましい制服姿の態度が72年組と重なって思わずドキドキさせてもらえました。
あの制服姿にはどんなオールドも乙女心に戻らずにいられないようですね。
ponko310
2019年06月11日 00:59
Jokuさん
青きドナウのドイツ語版と日本語版を完全にアップしてくれる方が出てきますように。
同じファンの方が訪ねて下さったのですね。
それは楽しかったことでしょう。
私は75,78年組は知りませんが、きっと満足の行く演奏会だったのでしょうね。
それもJokuさんのお好きなフランツ君のメインとは、何と幸せだった事でしょう。
想像して楽しませていただきます。
yuka
2019年06月11日 18:51
姐さま
ファンにとっては礎のような「青きドナウ」ですが、裏話にも花が咲きますね。
私も小さい頃、映画鑑賞会かなんかで日本語吹き替え版を観ました。
セーラー服を着た外国の男のたちが珍しく、歌う声にまた驚いたのを覚えています。
ここでは、その昔の先生や団員の情報まで寄せられていて興味深いです。
当時に詳しくない私には、ほんの一部しか理解できませんが、後への繋がりが分かることも面白いです。
歌声で壁が壊れてきたという話も、いったいどれだけの空気振動だったのでしょうね。
きっと、凄いエネルギーが出ていたのでしょう。
その話で、年月の経ったアウガルテン宮殿は大丈夫かしら?と思ってしまいました。
大きな蜂さんはウルトラマンとかの怪獣ものに出てきそうです。
Yuichann
2019年06月11日 22:21
Ponko さん
追記ありがとうございます!マイヤー隊の歌声とても素敵ですね。これぞウイーン少年合唱団です。今の彼らも素敵ですが・・・。オーストラリアのコンサートのお話ビックリです。本当にそういう事があるのですね。
ponko310
2019年06月11日 23:48
yukaさん
小さい頃に見た青きドナウの思い出話をしてくれてありがとう。
まだファンになっていなかったころの印象って、面白いですよね。
私はパリ木を初めて広告で見て、外国の男の子を怖いと思った。
また九州の友人は64年組が偶然列車から降りて来る場面に遭遇して、初めてウィーン少年合唱団を見て、なんて綺麗な男の子達なんだろうってあっけに取られていたそうです。
オーストラリアでのエピソードは愉快ですね。
アウガルテンはきっと丈夫に出来ているのかもしれませんね。
あっ、我が街のハチ公は温和ですから怪獣にはなれません。
ponko310
2019年06月11日 23:52
Yuichannさん
マイヤー隊の歌声は私たちにとってノスタルジックですね。
ウィーン少年合唱団は世界中でいろいろなびっくりすることにぶつかっていると思います。
これも一つのエピソードなのでしょうね。
2019年06月12日 16:57
Ponko さん
「青きドナウ」の中で小児病院訪問の場面、衣装を身に付けてトランペットを吹いている少年がヨハン・ピヒラー君(氏)ですね。今まで、顔と名前が一致しませんでした。(お恥ずかしい!)笑顔の素敵な少年だなあと昔から思っていました。
ponko310
2019年06月12日 18:40
Yuichannさん
もし彼がタウチュニヒ団長の願いを受けていたら、どの隊のプレフェクトになっていたかな、と思いました。
彼のソロのレコードっていったいどれだったんでしょうね。
聞いてみたいですね。
2019年06月12日 23:09
Ponko さん
私も聴いてみたいです。61年に「兼高かおる世界の旅」を放送した物の再再再放送をビデオにとりました。其処にピヒラー君(氏)が出ていました。
ウイーン少年合唱団に残って貰いたかったです。お元気でお過ごしなのでしょうね?
ponko310
2019年06月13日 22:58
Yuichannさん
ヨハンさんの近況は知りませんが、きっとお元気で作曲に精を出しているのだと思います。
兼高さんの記録は61年なら昔のアウガルテンで寝室が青きドナウの時と同じですね。
私も見た記憶がありますが誰が誰だかきっとわからないと思います。
yuka
2019年06月15日 11:20
姐さま
今日「めざましテレビ」という番組でほんの少しですが69年組の合唱映像が流されました。
久しぶりに時空を超えたG・キリアンさんなど懐かしい面々にお会いできて、もうキュンキュンでしたよ(o^^o)
ponko310
2019年06月15日 14:11
Yukaさん、そりゃぁー、驚きでしたね。
本当にめざましテレビだわ。
69年組ですか。
あともう一押しで72年組なんかやってくれちゃったら、私は引きつけをおこしたかも。
当時69年組のG君がモナコに行くなんて、想像もしていませんでしたよね。
1964-1967
2019年06月15日 18:25
Ponko 様
今日は雨で、「変な人」
にとっては、絶好のお煎餅日和でした。早速大袋を買ってきてお皿に出しておいたら、数時間でいい感じに仕上がりました!嬉しい~。」

お宝の一部が出てきました。’67年から’89年のカセットテープの「完品」です。なぜか72年が何本もあるので、さっそくお知らせしました。JALのCMとかインタビューなども入っています。
ponko310
2019年06月19日 14:29
1964ー1967さん
大袋のぬれ煎餅が自然に出来て梅雨時も悪い事ばかりじゃ無かったんですね。
私は作りたくても安価な大袋のおせんべなど手にはいらなくてーーーーー。
あららん、72年組の動画が出てきてもそれが見れないのなら全然嬉しくないですなぁ。
その反対に梅雨のようにシクシク泣いてます。
もう、あの可愛いルカは1964ー1967さんの持っている動画の様に決して私の元には来ないんだなーって。
ルカがウィーンにお里帰りした時に[僕たちは今、同じ大陸にいるのですよ♡]って書いてきた時の気分と同じなのじゃい。
1964-1967
2019年06月20日 00:02
Ponko 様
動画ではなくてカセットテープです。がっかりさせてごめんなさい。音だけですが Ponko 様の分まで楽しんでおきますね!
Ponko 様の梅雨空が晴れますように。
maa
2019年06月20日 03:32
ponkoさま
マイヤー隊の声、何度聞いても素晴らしいですね。ponkoさま、歌詞を聞き取れますか? 歌詞の最初の部分がタイトルになっていることもありますから、曲名探しのヒントになるのでは?
壁が崩壊するような声を私も聴いてみたい。
ponko310
2019年06月20日 06:42
1964-1967さん
カセットテープでしたか。
72年組の文字に頭が混乱して早とちりしました。
それでも私の知らない72年組の音声がまだ在るなんてヤキモキします。
梅雨は去ったけれど、雷雨になっています。
ponko310
2019年06月20日 06:48
maaさん
私もまた、マイヤー隊の声をイヤホーンで聞きました。
しかし、何度聞いても意味がわからん。
独唱だったら何とか聞き分けられたかも。
誰かに聞いてみるしかないかなぁ。
しかし壁が崩壊するような声で歌われたのでは、この演奏会の観客みたいに途中で会場から追い出されるので考えものですね~。
Joku
2019年06月23日 18:49
Ponkoさん
ウィーン少年のソプラノで壁が!
ヨーロッパの建物は頑丈なんですね。
ponko310
2019年06月24日 03:12
Jokuさん
笑っちゃいますよね。
そこはよっぽど古くて雑な造りのコンサートホールだったのでしょうかね。